あなたは、せんべい汁って食べたことありますか?

作り方やレシピは簡単で、サバ缶と余った野菜だけで美味しく出来ますよ。

あと歴史って古いのでしょうか?

私、かけらと、せんべい汁との思い出は、比較的新しく、つい数年前の、ある冬の日の出来事でした。

私のパートナーのお客さんで、もう15年以上も前から、家族みたいにお付き合いをしていた、Mさんという人が、今年亡くなってしまいました。

けれども、生前は本当に家族みたいで、私が2015年1月1日に、元旦骨折をした時、入院保証人になってくれた程だったのです。

このMさんの、性格なのですが、もと大きな船に乗って、世界中を旅していたので、良い意味でも、悪い意味でも、

「船乗り体質の性格」

だったのです。

船乗り体質の性格とは、

「普段は動きの取れない、船の上なので、陸(おか)に上がった時は、宵越しの金は持たぬ」

という位、とにかく多めの食材を買って、いつも差し入れしてくれていたのです。

その日もMさんが送り人の、宅配便のダンボール箱が、家に届いたのです。

中を開けて見ると「八戸せんべい汁セット4人前」が2つと、サバの水煮の缶詰が2個入っていて、パートナーの携帯電話には、Mさんから、

「美味いから、作って食ってみ」

という、メールが入っていたのでした。

そこで、今回は、せんべい汁の紹介と歴史、レシピでサバ缶を使った簡単な作り方、などについて分かりやすく解説します。

せんべい汁とは?



せんべい汁は、青森県八戸市が発祥の、郷土料理で、専用の南部せんべいを使った、原則醤油味の、鍋料理のことです。

特徴としては、だし汁に肉や魚を使って、野菜類やきのこ類を煮込んだ最後に、南部せんべいを割り入れるので、柔らかくなった南部せんべいが、だし汁のうま味をたっぷりと吸って、超美味しいのです!

・・・というわけで、2012年に開催された「第7回B-1グランプリ」では、ゴールデングランプリを、受賞するほどの美味しさなのです!

せんべい汁の歴史とは?

せんべい汁の歴史はかなり古く、1833年から起こった

「天保の大飢饉」

の時に、八戸藩内で生まれました。

・・・というわけで、南部せんべいとは、もともと、ものすごく硬いので保存食として、お米が不作でも、もう200年近くも、庶民から愛され続けてきた、郷土の味だったんですね!

せんべい汁のレシピでサバ缶を使った簡単な作り方とは?

これは、以下のように、

「すでに、八戸せんべい汁セット4人前が、おうちにある」

という前提で、お話を進めて行きたいと思います。

用意するもの

・大きめのホーロー鍋:1個

・八戸せんべい汁セット4人前:1袋

・サバの水煮の缶詰:1個

・白菜:4分の1個

・大根:4分の1本

・にんじん:1本

・しめじ:1パック

・・・というわけで、せんべい汁に入れる具材に、

「これを入れなきゃ絶対ダメ!」

というのは、南部せんべいだけなので、あとは適当に、余っている野菜などを入れて、作って下さいね!

簡単な作り方

まずはじめに、

「八戸せんべい汁セット4人前」

があるなら、袋の裏側に「作り方」が書いてありますので、それに従って下さい。

【1】

野菜などを、一口大に切ります。

【2】
                
大きめのホーロー鍋に水を適量入れてから、八戸せんべい汁セットに入っている、スープの素と、サバの水煮の缶詰の汁ごと、中身を入れて火にかけます。

【3】

野菜類やきのこ類なども、一緒に入れて沸騰させます。

【4】

野菜などに、火が通ったら、味見をして、OKであれば、最後に南部せんべいを割り入れます。

【5】

鍋にフタをして、しばらく煮込んで、南部せんべいが柔らかくなってきたら、出来上がりです!

・・・というわけで、私の場合は、一度に8人前を作ってしまったので、翌日鍋に火を入れると、南部せんべいがドロドロになって、ふつうの鍋ですと、焦げ付いてしまうので、大きめのホーロー鍋が、おすすめなんですね!

八戸せんべい汁 【ご当地グルメ】

それでは、八戸せんべい汁のことが、よく分かる「八戸せんべい汁 【ご当地グルメ】」という、動画を見つけましたので、ぜひ最後まで観て、楽しんで下さいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このように、せんべい汁の紹介と歴史、レシピでサバ缶を使った簡単な作り方などについては、超簡単に出来るのです。

あなたも、寒い冬には、美味しいせんべい汁を、お鍋で煮込んで食べて、体の芯から温まって下さいね!(^^)