毎年8月31日は、大正天皇の誕生日です。

でも、この日って、なぜ祝日じゃないのか、あなたは知っていましたか?

また、平日になった理由とは、一体何だったのでしょうか?

私、かけらは、今日まで全然知らなかったので、ビックリしてしまいました!

だって、

「大正時代には、天皇誕生日が、2日あって、どちらも休日だった」

という、衝撃の事実を知ってしまったからなのです!

そこで、今回は、天皇誕生日と、大正天皇誕生日の紹介と、8月31日が平日の理由と、祝日じゃないののはなぜか?などについて分かりやすく解説します。

天皇誕生日とは?



宮中での、天皇誕生日(天長節)の歴史は、メチャクチャ古く、奈良時代の775年11月10日に、光仁天皇の天長節が、日本で初めて行われました。

なので、その後の、天皇誕生日のことを書くとキリがありません。

そこで今回は、大正天皇を除いた、近代天皇4人の誕生日の紹介と、私かけらとの思い出について、分かりやすく解説します。

紹介その1:明治天皇!

明治天皇は、1852年11月3日が誕生日で、明治時代はもちろんのこと、1927年(昭和2年)から1947年(昭和22年)までは「明治節」として祝日となりました。

また、第二次世界大戦後の、1948年11月3日からは「文化の日」と名前を変えて、いまだに祝日であり続けているのです。

・・・というわけで、近代天皇4人の誕生日の中では最も長く、祝日としてお祝いされているんですね!

紹介その2:昭和天皇!

昭和天皇は、1901年4月29日が誕生日で、昭和時代はもちろんのこと、崩御された1989年からは「みどりの日」として祝日が残りました。

・・・というわけで、2007年4月29日からは「昭和の日」に名前を変えて、こちらもいまだに祝日であり続けているんですね!

紹介その3:平成天皇(今上天皇)!

平成天皇(今上天皇)は、1933年12月23日が誕生日ですが、2019年4月30日に退位が決まったので、2018年12月23日が、平成最後の天皇誕生日となります。

・・・というわけで、2019年以降、12月23日を「平成の日」にするのかどうかは、全くの未定なんです!

紹介その4:皇太子徳仁親王!

2019年5月1日から令和となり、今の皇太子徳仁親王が、天皇陛下に即位されますが、1960年2月23日が誕生日で、即位前なので、祝日は2020年以降となります。

・・・というわけで、近代天皇4人の誕生日の中で、明治と昭和の2人は、崩御後も祝日として、残されました!

紹介その5:私の天皇誕生日との思い出!

私、かけらの中での、天皇誕生日との思い出は、割りと新しく、2007年のカレンダーを初めて見た日の出来事でした。

2007年4月29日が「昭和の日」だったので、ビックリしてしまいました!

だって、それまでの「みどりの日」も5月4日に移行して、祝日が1日増えていたからなのです。

・・・というわけで、もともとゴールデンウィークは、連休だったので、さして、思い出は残っていない、私だったのでした!

大正天皇誕生日とは?

大正天皇は、1879年8月31日が誕生日でしたが、子供の頃から、もともと病気がちで、体が弱かったので、天皇陛下に即位されてからは、天長節は酷暑を避けて、2ヶ月後の10月31日に行っていました。

けれども、誕生日は、あくまで8月31日なので、その日も「天皇誕生日」として、休日となりました。

・・・というわけで、大正時代には、8月31日と、10月31日の2回も「天皇誕生日」の休日があって、その後の祝日の増加に貢献した、とされている程だったのです!

8月31日が平日の理由とは?

これは、大きく分けて3つの理由がありますので、それぞれについて分かりやすく解説します。

理由その1:国民に早く大正時代を忘れさせたかったから!

大正天皇が在位中の、1914年7月28日から第一次世界大戦が起こって、1918年11月11日に終結しました。

その結果、ヨーロッパ諸国では、次々と革命が起こり、また、日本国内でも、

「大正デモクラシー」

という言葉に象徴されているように「君主制政治」がゆらぎ始め、時代は「民主政治」へと以降し始めて行ったのです。

・・・というわけで、大正天皇が崩御された時の軍事政府が、

「国民に早く大正時代を忘れさせて、君主制を強化しよう!」

と考えたので、大正天皇誕生日である、8月31日は平日となってしまったのです。

理由その2:大正天皇が病弱だったから!

前述したように、このような時代背景の中で、もともと大正天皇とは、病弱だったので「弱い天皇」というレッテルを貼られてしまったのです。

・・・というわけで、大正天皇が崩御された時の軍事政府が、

「強い皇国日本!」

を、国民に顕示したかったので、大正天皇誕生日である、8月31日は平日となってしまったのです。

理由その3:昭和新天皇の威厳を誇示したかったから!

このような事情の中、即位された昭和天皇の威厳に、時の軍事政府は過大な期待をかけていて、大正天皇の晩年には、皇太子であった昭和天皇を、摂政の位に持ち上げて、実質的には政権を握らせていた程だったのです。

・・・というわけで、大正天皇が崩御された時の軍事政府が、

「国民に早く大正時代を忘れさせて、強い皇国日本を取り戻し、昭和新天皇の威厳を誇示したい!」

と、大きく3つの理由があったので、大正天皇誕生日である、8月31日は平日となってしまったのです。

大正天皇誕生日が祝日じゃないのはなぜなの?

これは、もともと現行の「日本国憲法」によって制定された「国民の祝日に関する法律」でも、

「歴代天皇誕生日は、必ず祝日として残す」

なんて、どこにも明記されているわけでは無いからです。

だって、もしそんなことをしたら、2019年5月1日に天皇に即位する、今の皇太子徳仁親王は、

「日本の第126代の天皇」

となりますので、日本のカレンダーは祝日だらけで、真っ赤になってしまうからです。

・・・というわけで、前述したように、別に平成天皇誕生日の12月23日だって、祝日として残すなんて、全然まだ未定なのです!

大正天皇

それでは、大正天皇の人生にスポットを当てた「大正天皇」という、動画を見つけましたので、ぜひ最後まで観て、お勉強して下さいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このように、天皇誕生日と、大正天皇誕生日の紹介と、8月31日が平日の理由と、祝日じゃないののはなぜか?などについては、複雑な理由が様々とあるのです。

あなたも、これを機会に毎年8月31日は平日ですが、大正天皇誕生日だということを、覚えておいて下さいね!(^^)