毎年9月のお月見の頃になると、なぜか食べたくなる月見うどん。

でも、生卵が乗っているので、正しい食べ方ってあるのでしょうか?

先に黄身を崩すのはマナー違反なのでしょうか?

私、かけらは、今日ネットで調べてみて、ビックリしてしまいました!

だって、うどんに限らず、麺類を外で食べる時に、あまりにも多くの人が、

「これは、絶対に許せないマナー違反だな!」

って、思わずにはいられない、動画がたくさんあったからなのです!

そこで、今回は、月見うどんの紹介と、先に黄身を崩すのはマナー違反なのかや、マナー違反の動画や、なぜマナー違反なのか?正しい食べ方、などについて分かりやすく解説します。

月見うどんとは?



これは、お月見と月見うどんの関係と、私かけらとの思い出の、大きく2つに分かれますので、それぞれについて分かりやすく解説します。

紹介その1:お月見と月見うどんの関係とは?

お月見とは、秋の夜空の「中秋の名月」を眺めながら、秋という季節感を味わう、日本古来からの伝統行事のことです。

そのため、月見うどんとは、すすきに見立てた、海苔やワカメを、うどんの上に具材として乗せてから、月に見立てた、生卵を落としたあとに、つゆかかけて薬味を添えた、食べ物のことです。

ゆえに、本来は、海苔やワカメが添えられていない、生卵だけのうどんは、

「玉(ぎょく)」「玉(ぎょく)落とし」「玉(ぎょく)入り」

などと、呼ばれていました。

・・・というわけで、季節感が失われつつある、現代日本では、生卵さえ乗っていれば

「かき揚げ月見うどん」「天ぷら月見そば」

などと、呼ばれるように、なってしまったんですね!

紹介その2:私と月見うどんの思い出!

私、かけらと月見うどんとの思い出は、特に無く、いつから食べ始めたのか分かりませんので、ここでは、きつねとたぬきとの、思い出について分かりやすく解説します。

あれは忘れもしない、私のパートナーが漫画家をあきらめて、博物館の展示設計・制作会社に入った、1997年4月のある日曜日の昼の出来事でした。

その頃、パートナーは、

「京都市立・京都文化博物館展示制作」

という、プロジェクトチームに入ったので、京都府に長期出張していて、私が寂しかったので、週末に一泊二日で遊びに行ったのです。

で、昼食時になったので、パートナーが、

「ここで、昼メシでも食おうか?」

と言って、老舗っぽい、うどん屋さんに入ったのです。

メニューを見ると、全部は覚えていないのですが、印象に残ったのは、

「きつね○○円 たぬき○○円」

としか、書かれていなかったことだけは、今でもハッキリと覚えています。

で、私は、せっかく京都に来たのだから、きつねのお揚げを食べたかったし、

「あなたは、うどん派?おそば派?」

と、仮に訊かれたら、讃岐うどんを食べたことが無かった、当時の私としては、断然、おそば派だったのです。

なので、思わず、若い女性の店員さんに、

「あたし、きつねそば下さい」

と、注文したら、

「はぁ!?」

と、困った顔で、首をかしげられてしまい、私も困惑していると、パートナーが小声で、

「こっちでは、きつね、イコールうどんで、たぬき、イコールうどんかそば、なんだよ…!」

と、教えてくれたので、ビックリしてしまいました!

・・・というわけで、その時初めて、カップ麺の「赤いきつね」はうどんしか無く、「緑のたぬき」はおそばしか無いことに、納得してしまった、私だったのでした!

月見うどんの食べ方で先に黄身を崩すのはマナー違反なの?

これは、原則マナー違反ではありませんし、好きな食べ方をすれば良いと、私はそう思います。

事実、私は家で一人でカップ麺の、うどんやおそばに、生卵を落とす時は、必ず先に黄身を崩して、麺にからめて食べるのが、大好きです。

この理由ですが、大きく2つに分かれますので、それぞれについて分かりやすく解説します。

理由その1:麺が冷えて黄身と絡むから!

これは、特にカップ麺の「天ぷらそば」を食べる時に、顕著に現れる現象なのですが、アツアツのおそばに、冷たい卵の黄身が絡むと、一口目から冷えて食べやすいですし、黄身と絡んだおそばは、超美味しいからなのです!

理由その2:つゆが卵風味になるから!

これは、先に黄身を崩して、麺にからめて食べると、確かにつゆは、白濁して、つゆのみの本来の風味が損なわれてしまうのですが、かつお出汁と卵風味のマリアージュで、つゆを最後の一滴まで、美味しく飲み干すことが出来るからなのです!

ただし、誰かと一緒に食べに行く場合、

「自分は、月見うどんの黄身を先に崩す食べ方だけは、つゆが白濁してみっとも無いので、絶対にキライ!」

という方と、食べる時は注意が必要です。

・・・というわけで、別に懐石料理じゃあるまいし、たかが月見うどんの食べ方に、マナーもヘッタクレも無いと、私はそう思います。

月見うどんの食べ方でマナー違反の動画とは?

それでは、私が、

「いくら、たかが月見うどんとは言え、これはマナー違反でしょう!?」

と、観ていて、思わず思ってしまった「月見うどんを食べるだけの動画」という、動画を見つけましたので、ぜひ最後まで観て、お勉強して下さいね!

なぜこの動画の食べ方がマナー違反なのか?

これは、大きく3つの、マナー違反に分かれますので、それぞれについて分かりやすく解説します。

違反その1:食べる前につゆを上からかけている!

これは、YouTubeの麺類関係の実食動画で、よく見かけるのですが、月見うどんの場合は、生卵に熱いつゆをかけて、温泉玉子を作ろうとしているなら、まだ話は分かります。

けれども、YouTubeとして、他人様に食べる動画を見せる場合、

「そんなのどうでもいいから、早く食べてよっ!」

という感じがして、汚らしいし、不愉快なのです!

・・・というわけで、これは立派な、マナー違反だと言えます!

違反その2:食べる前からいきなり七味唐辛子をかける!

これは、撮影されている本人は、全然気づいていないと思いますが、ふつうは実食動画を観る人は、そのシーンを初めて観るわけです。

なので、うどんを食べる前から、七味唐辛子をかけたり、ラーメンを食べる前から、コショウをかけたりするのは、料理人に対して失礼です。

・・・というわけで、これも、立派なマナー違反だと言えます!

違反その3:うどんのつゆを残している!

これは、ぶっかけうどんのように、タレ的な、超濃いつゆであれば、まだ話は分かります。

けれども、ふつうのかけ出汁で、しかも卵の黄身を先に崩してから、うどんを食べている以上、つゆを飲み干さないのは、

「あー、まずかった!」

と言っているのと、同じことだと、私は、そう思います!

・・・というわけで、これも、立派なマナー違反だと言えます!

月見うどんの正しい食べ方とは?

これは、前述したように、月見うどんを、誰も見ていない、あるいは誰も知り合いがいない時に、一人っきりで食べるのであれば、

「これが、月見うどんの、正しい食べ方です!」

と、キッパリと言える食べ方など、存在しません!

ただし、YouTube動画にアップしたり、知り合いや家族と一緒に食べる場合は、

「こう食べれば、美味しそうに見えるかな?」

ですとか、

「こんな食べ方したら、相手が不愉快に思うかな?」

ぐらいは、考えて食べて欲しいものです。

・・・というわけで、あれこれ言いましたが、結局本人が「美味しいな」と思える食べ方が、一番正しいと言えるのでは無いでしょうか?

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このように、月見うどんや、先に黄身を崩すのはマナー違反なのかや、マナー違反の動画や、なぜマナー違反なのか?正しい食べ方、などについては、TPOによって人様々と、違って来るのです。

あなたも、月見うどんを食べる時には、周囲に少しだけ気を使って、美味しく食べて、楽しんで下さいね!(^^)