秋に咲く花のひとつに、彼岸花がありますよね。

あなたは、この彼岸花の群生を見たことがありますか?

私、かけらは東京生まれで、14歳の時に千葉県柏市に引っ越しました。

なので、見たことはあったのかも知れませんが、群生しているのは、見たことがありませんでした。

ところが、三重県に引っ越して来て、田んぼのあぜ道の両側に、まるで赤い絨毯みたいに、彼岸花が何万本も咲いているのを見て、ビックリしてしまいました!

それは、見たこともない、美しい光景だったからです。

でも、ちまたでは、彼岸花って、不吉な花だと言われているのです。

そこで今回は、彼岸花が不吉な理由と、私は怖かった、別名の一覧などについて分かりやすく解説します。

彼岸花が不吉な理由とは?



彼岸花が不吉な理由は大きく分けてふたつありますので、それぞれについて分かりやすく解説します。

毒があるから

彼岸花の球根には、アルカロイドという毒があって、人間が食べると亡くなることもある位の、強い毒性を持っています。

この理由ですが、彼岸花の歴史は古く、弥生時代に大陸から、日本に稲作が伝わった時に、土の中に球根が混ざっていた、という説が有力です。

また、稲作との関係ですが、彼岸花を田んぼのあぜ道に植えると、モグラなどの小動物から、イネの生育を守るからなんですね。

つまり、彼岸花とは、毒があるゆえに、人の手で植えられたものだ、というわけなんです。

毒があるのって、なんだか彼岸花って不吉ですよね。

お墓にも咲く花だから

あなたは、お墓で彼岸花が咲いているのを、見たことがありますか?

現代では、人が亡くなると火葬されて、お墓に納骨します。

けれども日本の伝統的な、埋葬方法は、元々土葬が主だったのです。

つまり、お墓には遺体がそのまま土葬されるので、これも遺体をモグラなどの小動物から守るために、人間の手によって、彼岸花が植えられたのです。

お墓に咲くなんて、彼岸花って不吉ですよね。

彼岸花の別名の一覧とは?

彼岸花の別名の一覧は、意味合いによって大きくふたつに分けられますので、それぞれについて分かりやすく解説します。

お墓に咲く花という意味での別名

「幽霊花(ユウレイバナ)」「地獄花(ジゴクバナ)」「捨子花(ステゴバナ)」など・・・。

不吉という意味での別名

「蛇花(ヘビバナ)」「狐花(キツネバナ)」「剃刀花(カミソリバナ)※日本の古くからのしきたりとして、亡くなった方の布団の上に剃刀などの、刃物を置く風習があります」など・・・。

・・・というわけで、私、かけらは、この別名の一覧を知った時、すごく怖かったワケです。

彼岸花のその他の不吉なエピソードとは?

彼岸花は、人が集まって住んでいる場所にしか咲かない花です。

なので、何も無い山林に彼岸花が多く咲いていたとしたら、そこには滅びた集落があったワケです。

また、迷信なのですが、

「家に持って帰ると、火事になる」

といった、彼岸花の不吉なエピソードは、数多く残されているのです。

埼玉県日高市高麗川(こまがわ)の美しい彼岸花の群生

・・・というわけで、美しい彼岸花の群生の様子を、撮影した動画を見つけましたので、ぜひ最後まで観て、楽しんで下さいね!(^^)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このように、彼岸花が不吉な理由や、別名の一覧は、様々とあるのです。

けれども、私はやっぱり、彼岸花は美しいと思います!